小学部から高等部卒業後までの取り組み

「規則正しい生活習慣」 「身辺処理」 「体力」 「人間関係」等、これらの基礎作りを始める大切な時期です。

【学校では】
○学校生活に慣れ、見通しをもって活動をする。
○友達と仲良く生活する。
○日常生活に必要な決まりを守る。
○できない部分は、「人にお願いする」ことを含めて、身辺処理能力を高める。
○あいさつ、返事ができる。

【家庭では】
○規則正しいリズムで家庭生活を送る。
○高学年になったら、施設や事業所の参観をする。

☆ 学級担任に、いろいろなことを話したり、相談したりできていますか。
☆ 子どもの状態をきちんと把握し、学級担任との話し合いの中で、長期的な成長を見据えた「個別の指導   計画」が作成されていますか。
☆ 中学部・高等部の学習の様子などを知っていますか。それを参考に小学部卒業後の進路を学級担任に  相談していますか。
 「学習や経験の広がりと深まり」を大切にし、「自己理解」 「自己選択」 していくために、物事を具体的に考える力を培う時期です。

【学校では】
○必要に応じたあいさつや返事、言葉遣いができるようにする。
○時間を意識して行動できるようにする。
○公共の施設や乗り物を利用できるようにする。(校外学習も活用)
○作業学習や実習をとおして、働く力(体力、意欲、持続力、集中力等)を養う。
○実習や職場見学、施設見学等をとおして、自ら進路に対する意識をもつことができるようにする。
○高等学校や高等部進学の準備をする。

【家庭では】
○年齢相応に接し、自分でできることを増やしていけるよう励ます。
○高等学校や高等部の学習や学習の様子。施設や事業所等の様子を知るために参観をする。

☆ 高等学校、養護学校高等部あるいは、施設等の情報をもっていますか。学級担任と進路について話し合いをもっ  ていますか。
☆ 卒業後の進路について、本人、保護者、学級担任で、具体的な方向性や社会参加のあり方等についてじっくりと  話し合っていますか。

 「自己理解」 「自己選択」ができ、最終的に 「自己決定」 できるようにし、さらに、卒業後の生活を具体的に想定し、希望する進路先へのスムーズな移行をめざす時期です。

【学校では】
○働くことや社会参加することの意義が理解できるようにする。
○職場や施設等における実習など、卒業後の生活に適応できるような実践的体験をする。
○卒業後の生活に生かせるような余暇指導にも取り組む。
○金銭管理や公共の施設・交通機関等の利用についての学習を進める。


【家庭では】
○親子で、卒業後の進路について十分に話し合い、希望する進路先の見学や、説明を受けるための訪問等を行う。
○学校との話し合いを密にし、子どもに最も適した進路先を選択する。

☆ 親子で、卒業後の進路について話し合ったり、希望する進路先の見学や説明を受けたりするための訪問等をし   ていますか。
☆ 子どもの力が最大限に発揮できる進路選択になっていますか。
☆ 必要な諸手続きは、順調に進んでいますか。
☆ 関係諸機関との連携は、十分に図られていますか。

豊かな生活を送ることができるよう、これまで以上の支援をしたいものです。

○ これまで以上に地域社会とのつながりを大切にし、関係機関との連絡を深める。
○ 同窓会活動や学校行事に参加し、本人とともに保護者同士でも情報交換をし、交流の輪を広げる。
○ 学校を報告や相談の場として、気軽に連絡したり訪れたりする。

 小学部時代は

 中学部時代は

 高等部時代は

 卒業後は